URL パラメータ(parameters)とは何か?

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URLパラメータ(「クエリ文字列」とも呼ばれる)は、指定されたURLの追加情報を構造化する方法です。パラメータは、URLの末尾の「?」記号の後に追加され、「&」記号で区切ると、複数のパラメータを含めることができます。

クエリーパラメーターは、主にウェブページのコンテンツを指定・分類するために使用されますが、トラフィックの追跡にもよく使用されます。

これは、URLパラメータを含むURLの例です。

URLパラメータは何に使う?

URLパラメータを使用する理由はいくつもあります。最も多いのは:

  • ソートとフィルタリング:大規模なEコマースサイト(またはそれに類するもの)では、ユーザーが望むソートやフィルタリングを適用したページを動的に生成できるようにする

例:/dresses?sort=a-z、/womens-shoes?color=red、または、/hotels/seattle-wa? や/hotels/seattle-wa?rating=5-star

 

  • ページネーション:パラメータを使って、アーカイブや検索結果の複数のページを識別する。

例:/blog/all-articles?page=3

 

  • サイト内検索:誰かがサイト内検索で使用した検索クエリを渡す。

例:/search?q=christmas

 

  • 翻訳:言語オプションにパラメータを使用する。

例:/home?lang=fr

 

  • 詳細情報:パラメータを使用して、製品の詳細を加える。

例:/product?sku=12345

 

  • トラッキング:特定の広告キャンペーンやボタンのクリックにパラメータを使用し、そのキャンペーンやボタンを経由したトラフィックを追跡する。

例:/landingpage?utm_campaign=fbid_holidaypromo

 

なぜURLパラメータがSEOに重要なのか?

URLパラメータに関しては、いくつかのSEO上の考慮事項があります。主に、パラメータを使用すると、非常に類似した内容のページが大量に生成される可能性があるためです。パラメータは、ユーザーがアクションを完了したときに動的に生成されることがありますが、実際にはページのコンテンツは変更されません。これは、一般的なSEOの問題を引き起こす可能性があります。

  • 重複コンテンツ:同じページをパラメータ化しただけの異なるURLがたくさんある場合、検索エンジンのクローラーがこれらを重複コンテンツと見なし、Googleなどの検索エンジンが低品質コンテンツと見なすため、問題になります。
  • クロールバジェット無駄遣い:重複コンテンツは、クロールバジェットの観点からも問題です。検索エンジンのクローラーが、すべて同じページのバージョン違いである多くのURLをクロールしている場合、他の価値のあるページをクロールするための十分なリソースが割かれない可能性があります。
  • ページランクシグナルの希薄化:パラメータの使用により、他のサイトがあなたのURLの異なるバージョンにリンクしている場合、それらのバックリンクの価値は、同じページの複数のバージョンに分割されます。これらのページは、重要ページのランキングを阻害することになりかねません。
  • トラッキングの問題 :Google Analyticsのようなトラッキングツールを使用している場合、多くのレポートは正確なURLに基づいています。パラメータを使用した同じページの異なるバージョンが多数ある場合、(これに対処するための特別な設定をしない限り)各々がレポートに別々に表示されてしまい見づらくなります。

URLパラメータは、特にページ数の多いWebサイトや製品、あるいは各種キャンペーンの確実なトラッキングに依存するマーケティング戦略などを管理する際に便利なツールです。では、SEOのパフォーマンスを損なわずにURLパラメータを効果的に使用するには、どうすればよいのでしょうか。

URLパラメータに関するSEOの方法

  • キャンペーンパラメータを含むURLや、完全に重複したコンテンツを提供しているURLについては、パラメータを含まないバージョンを指すcanonicalタグを追加しましょう。
  • パラメータによってコンテンツが変化するURL(例:フィルター/ソート、ページネーション、言語)については、これらのページのバリエーションがそれぞれに価値があるか検討しましょう(例:女性用の靴だけを含むようにフィルターをかけた靴のカテゴリページは、より広い「すべての靴」バージョンのページにはあまり関連しないであろう「レディースシューズ」クエリの検索価値がある可能性があります)。

すなわち、

  • パラメータを持つページが、主バージョンのページとは独立した検索価値を持つ場合、クローラーがクロールしてインデックスできるように残しておいてもかまいません。メタデータやページ上のコンテンツが最適化され、十分にターゲット化されていることを確認し、主バージョンのURLと区別できるようにしてください。
  • パラメータを持つページが主バージョンのページと区別する検索上の価値はないが、ユーザーにとっては価値がある場合は、canonicalタグを追加しましょう。robots.txtを使用してこれらのページをブロックしてはいけません。

 

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